ビューティ情報『その眠気、鼻づまり「隠れ副鼻腔炎」が原因かも?専門医が教える見抜き方』

2023年3月1日 15:50

その眠気、鼻づまり「隠れ副鼻腔炎」が原因かも?専門医が教える見抜き方

その眠気、鼻づまり「隠れ副鼻腔炎」が原因かも?専門医が教える見抜き方


2月11日、岸田文雄首相は都内のクリニックで、慢性副鼻腔炎の治療のため内視鏡手術を受けた。首相を悩ませてきた慢性副鼻腔炎について多田耳鼻咽喉科医院(大阪市)の多田直樹院長が解説する。

「鼻の穴を入ったところにある鼻腔の周囲にある空洞で細菌感染による炎症が起こっている状態が副鼻腔炎です。かつては蓄膿症と呼ばれていました。

風邪やアレルギー性鼻炎などがきっかけで、空洞の出口である『自然口』が炎症によってふさがれ、内部で病原体が増殖し、膿がたまってしまうのが『急性副鼻腔炎』です。黄色や黄緑色のドロドロした鼻水が出て、鼻をかんでもかみ切れないなどの症状が、12週間以上続くと『慢性副鼻腔炎』と診断されます」

年間の患者数は軽症者を含めれば200万人ほどいるといわれている。現在ジワジワと増えているのが「好酸球性副鼻腔炎」だという。

「岸田首相は鼻茸ともいわれる鼻の中にできる鼻ポリープを手術したと報じられています。
これは鼻ポリープが多発する特徴のある好酸球性副鼻腔炎の可能性が十分考えられます。当院でも副鼻腔炎の手術を行っていますが、その半数以上が好酸球性副鼻腔炎によるもの。1990年代後半から増えているのです」

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