ビューティ情報『その眠気、鼻づまり「隠れ副鼻腔炎」が原因かも?専門医が教える見抜き方』

2023年3月1日 15:50

その眠気、鼻づまり「隠れ副鼻腔炎」が原因かも?専門医が教える見抜き方

(多田先生、以下同)

好酸球性副鼻腔炎は、特に50代を中心に増加しているという。

「白血球の一種で免疫細胞の好酸球は抗原抗体反応を介さず迅速に外来異物を排除する役割がある一方、アレルギー性の炎症を起こします。この好酸球が副鼻腔で過剰に増殖することで起こりますが、原因はわかっていません。ニカワのような粘り気のある乳白色の鼻水が出る、頭痛や頭重感、嗅覚障害などの症状が起こります」

慢性副鼻腔炎と違って抗生物質が効きにくく難治性といわれていたが、治療法が年々進歩し、症状は改善するという。いずれにしても副鼻腔炎を放っておくとさまざまな不調を招く。

「鼻づまりが続くと口呼吸になり風邪をひきやすくなります。特に就寝時に口呼吸になると睡眠の質が低下し、昼間の眠気や倦怠感が引き起こされ日常生活の質が悪化します。まれではありますが、副鼻腔からさらに奥の脳に炎症が広がって髄膜炎などを引き起こすこともあります」

適切な治療を受けない場合、髄膜炎の致死率は50%。
甘く見ていると命にかかわることがあるのだ。副鼻腔炎なのに、単なる鼻炎や鼻づまりと思って放置している人も多い。自分が“隠れ副鼻腔炎”でないか、下のチェックリストで確かめよう。

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