ビューティ情報『冷凍食品をそのまま弁当に入れるのは危険!自然解凍が食中毒を招く』

2023年5月11日 11:00

冷凍食品をそのまま弁当に入れるのは危険!自然解凍が食中毒を招く

(写真:PIXTA)

(写真:PIXTA)



「最近、冷凍したおかずをそのまま弁当に入れ、自然解凍して食べる、という家事テクニックがSNS上ではやっています。しかし、この行為は食中毒を引き起こす可能性があるのです」

そう警鐘を鳴らすのは管理栄養士の寺内麻美さん。

「市販でも『自然解凍OK』という冷凍食品が多く出回り、簡単で時短にもなると人気があります。それをまねるのか、自家製の冷凍おかずや自然解凍OKとはうたっていない冷凍食品を、保冷剤代わりに凍ったまま弁当箱に詰め、自然解凍で食べる人がいるのです」

冷凍自体は悪くないが、「解凍法」に注意してほしいと寺内さん。

「お弁当に多い食中毒は黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオ、サルモネラによるもの。これらの菌は20~37度で活発に増殖します。

細菌類は冷凍で一時的に活動を止めますが、死滅するわけではありません。自然解凍によって温度が上がると菌は活動を始め、解凍で水分が出るとさらにどんどん増殖して、食中毒を起こすのです」

自然解凍OKの冷凍食品には、厳格な基準が定められている。


「自然解凍OKを明示するためには、『気温35度で9時間保存しても1g中の細菌数が基準以下、0.01g中の大腸菌群は陰性=検出されない』というルールをクリアしないといけません。

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