「早食い」は心臓血管病のもとだった!朝食を10分以内で済ませる人は要注意
人が5割以上にもなり、いかに現代人は1人でささっと朝食を済ませる「早食い傾向」にあるかがわかった。
清水先生の研究でも「自分が他人と比べて早食いだと思う」と答えた人が多かったそうだ。
■早食いをやめるために注意すべきこと
いちばん簡単なのは、早食いをやめることだ。それができたら、高血圧、肥満、動脈硬化など、さまざまな疾患の要因の改善にもつながる。
そこで、あなたにも早食いの傾向がないか、つぎのチェックリストで確認してほしい。1つでも該当すれば、あなたにも早食いの傾向がある。
【「早食い」チェックリスト】
□ 朝食はいつも20分以内で終わる
□ あまりかまずにのみ込む
□ ひと口が大きい
□ パンだけ、納豆ご飯だけ、などワンメニューが多い
□ やわらかいものを好んで食べる
早食いをやめるために清水先生が提案するのは、野菜など食物繊維の豊富なものから食べ始めることだ。
「根菜類など、食物繊維の豊富なものは、よくかまないとのみ込めないという特徴があります。
また、野菜から食べることで、血糖値スパイクを防ぐこともできます」
そのほかにも、ひと口の量を小さくする、ひと口30回以上よくかんでからのみ込む、ひと口食べたらいったん箸を置くなど、一度の食事には30分以上かけて、ゆっくりと食べることが大切だという。