口内の乾燥にも気をつけたい。
「口の中に十分に唾液が巡らないと、汚れが歯の表面にこびりつきやすくなります。マスク生活で、息苦しさのあまり無意識のうちに口呼吸になっている人は、口内が乾燥しやすいので注意が必要です」
歯の黄ばみ対策の基本はやはり日々の歯磨きだが、誤った磨き方をしている人も多いという。
「子どものころに、硬い歯ブラシで上の歯は上から下へ、下の歯は下から上へ歯ブラシを回転させながら磨くと習いませんでしたか?でも今は、柔らかい歯ブラシで、毛先を歯と歯茎の境目に当てて、小刻みに横に動かしながら1本ずつ磨くことが推奨されています」
口内をきれいに保てば着色汚れは防げるが、歯ブラシだけですべての汚れを落とすのは難しいそう。
「歯ブラシの届かないところにも歯垢はたまります。そこで、歯と歯の間はフロスを使い、40代以上の方なら歯茎が下がり歯の隙間も大きくなるため、歯間ブラシを通しましょう。さらに隙間専用歯ブラシで広めの隙間の汚れを落とし、最後に3分ほどかけて歯ブラシでブラッシングしてください。1日1回、夜だけでもこれを徹底的に行うと効果があります」
このケアに必要なものはすべて100円ショップでそろえられる。