おやすみ前の「舌のトレーニング」で“いびきの悩み”を改善
舌の筋肉を維持することが快眠には欠かせない(写真:アフロ)
睡眠時間は確保できているのに、朝起きると頭がスッキリしないなどの悩みを抱える人も多い。
「寝た気がしない、という状態が続いているときは、就寝中にいびきをかいている可能性があります。さらに、夜中に息苦しくて目が覚めることがあったら、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみる必要があります」
そう語るのは、睡眠専門医でRESM新横浜睡眠・呼吸メディカルケアクリニックの白濱龍太郎理事長。いびきの原因はさまざまだが、閉経後の女性に見られる要因が、「舌の筋肉の衰え」だという。
「舌の筋肉が衰えると、睡眠中に舌を支えられなくなり、舌が喉の奥に落ち込む『舌根沈下』の状態になります。このとき喉の奥にある空気の通り道を塞いでしまい、異常な呼吸音『いびき』が発せられるのです。舌根沈下の状態では気道が狭くなるため、低呼吸や無呼吸を繰り返します。すると体の酸素が不足し、交感神経が優位になります。
つまり、寝ていても覚醒しているのと同じ状態になるので、睡眠時間は十分でも、起床後に頭がボーっとすることに。いびきは肥満の人に多いと思われがちですが、閉経後の女性は筋力の低下から舌根沈下を招きやすいので気をつけたほうがいいでしょう」(白濱理事長、以下同)
この状態を放置すると、睡眠時無呼吸症候群に陥るリスクが高まることになる。
「睡眠時に無呼吸になると血液中の酸素濃度が低下し、慢性的な睡眠不足に陥ります。さらには不整脈や高血圧などが生じ、心筋梗塞や脳梗塞などの血管疾患のリスクが高くなり、突然死へとつながることもあるため放置は厳禁です」
ただのいびきと軽視せず、早い段階で対処しておきたいところ。いびき解消のために白濱理事長が勧めているのが、就寝前に行う「舌のトレーニング」だ。意識的に舌を動かすことが習慣化されることで、舌が喉へ落ち込む状態を軽減できるのだという。
やり方は簡単。最初に行う「舌の前後運動」は、できるだけ前に舌を突き出して5秒静止。
その後、舌の先を上の前歯の裏に付け、そのまま後ろに引き込み再度5秒間キープ。続けて舌を上下させる「舌の上下運動」、口を閉じて舌で歯の表面と歯茎をなめまわすように回転させる「舌の回転運動」、口を大きく開けて「あいうえお」と発声する「舌とあごの運動」、最後に頰を膨らませた後にすぼめる「頰の運動」を行う。「5種類行って3分程度。毎日続けると、2週間ほどで効果が見えてきます。それでも改善が見られない場合は、専門医に相談して、きちんと検査してもらいましょう」
これからただでさえ寝苦しい季節が到来することに。快眠を妨げる悩みは早めに解決しておきたい。
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