日本人が失明する原因第4位の「病的近視」。急な「視力0.1未満」なら疑って
HP)。中高年で強度の近視の方は、自覚症状が出にくいかもしれませんが、それまで使っているメガネの矯正視力が合わなくなったと感じたら、注意してください」
■「病的近視」が招く恐れのある怖い症状
病的近視の人は、網膜剝離、緑内障、黄斑症、白内障などを合併症として発症するリスクも上がるのだそう。
「網膜剝離は網膜がはがれて視野が欠けていき、放置しておくと失明に至ることがあります。緑内障は視神経や神経線維が傷んで視野が欠ける疾患です。点眼で悪化を食い止める治療がありますが、これも放置しておくと悪化の一途をたどります。黄斑症も中心部の視野が欠損したり、極端に視力が低下する疾患です」
いずれも、失明につながりかねない重大疾患なのだ。しかし、病的近視は外見からはわからないという難点がある。
「病的近視の判断は、眼球の詳しい状態を見るしかないのです。
もしも不安があったら、眼科で眼底検査を受けてみてください。病的近視のリスクがあるかどうかがわかります。たとえば、方眼紙などマス目のある紙を見て歪んで見えないか、見えにくくないかを、片目ずつ確認してください。さらに、次のチェックリストで1つでも該当する人は、眼底検査を受けてください」