熱中症予防に必須のマグネシウム。合言葉は「そばのひ孫と孫わ(は)優しい子かい?納得」
大麦や雑穀など昔ながらの日本食にはマグネシウムを多く含む食材が豊富なのですが、あまり食べられなくなったことに加え、ミネラルが豊富な粗塩から精製塩が主流になったことで、いまやほとんどの人が慢性的にマグネシウム不足です」(横田先生・以下同)
横田先生の研究でマグネシウムの摂取量を分析したところ、マグネシウムの充足率は約7割程度と明らかに不足していた。
「厚生労働省による推奨量は、50歳以上の女性で290mg/日ですが、実際には1日当たり、推奨量に対する不足量は平均約80mgほどであると考えられます」
そこで、横田先生にマグネシウムが豊富な食材を教えてもらった。
「麺類の中では、そばが最も豊富。そば湯にも溶け出すのでしっかり飲んで。ざるそばでわさびを加えるとさらに効果が高まります。果物ではバナナが一番。カリウムやカルシウム、食物繊維も豊富です。また、肉より魚に多く、野菜なら葉緑素の中心に含まれているので、緑色の濃いものを選ぶのが正解。
まだまだ豊富な食材はたくさんあるので、頭文字をつなぎ合わせた『そばのひ孫と孫は優しい子かい? 納得!!』と覚えてください」
■マグネシウム食材がすぐわかる合言葉!『そばのひ孫と孫は優しい子かい? 納得!!』
【そ】ば
【ば】なな
【の】り
【ひ】じき
【ま】め
【ご】こく
【と】うふ
【ま】っちゃ
【ご】ま
【わ】かめ
【や】さい
【さ】かな
【し】いたけ
【い】ちじく
【こ】んぶ
【か】き
【い】も
【な】っとう
【と】うもろこし
【く】るみ
ひとつの食材から一度にたくさんとるのではなく、毎食に数多く組み合わせることで、不足分をカバーできる。