ビューティ情報『共感呼ぶ91歳の心療内科医の言葉…大切なのは日常生活の小さな一歩「やれば、やる気は起きてくる」』

共感呼ぶ91歳の心療内科医の言葉…大切なのは日常生活の小さな一歩「やれば、やる気は起きてくる」

■「無病息災」を忘れる

<人生後半は、無病息災より一病息災。年齢を重ねてなお完全を求めるより、今あるものに目を向けて、感謝の毎日を過ごしたいものです>

神社のお守りにあるのは「無病息災」ですが、年を重ねたら一病息災だと思います。

一病息災とは、「ひとつくらい病気があるほうが、かえってからだのことを気遣うことができて、結果長生きもできる」という意味です。

病気になったり、心が疲れ果てて起きられなくなったり、年齢を重ねてできないことが増えてはじめて、「ああ、健康って素晴らしかったんだ」「自分に無理をさせてたんだな」と気づくわけですが、年をとって持病が出てきたり、飲む薬が出てくると、健康に気を遣うようになります。病院にも通うので、新たな病気を早く見つけることができて、結果長生きできる――というわけです。

無病息災ではなく一病息災。

病気にならないようにすることも大切ではありますが、病気になったからといって自分を放り出したり、人生をあきらめたりすることはありません。

そのままの自分をいたわりながら、生きていきたいと思うのです。


私はおかげさまでこれまで大病はしていませんが、70歳を越えて膝を痛めたことから、正座ができなくなりました。

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