猛暑でも快眠!専門医が提案“38℃で20分”「みぞおち浴」で翌朝スッキリ!
昼間だけでなく、寝ている間にも熱中症になる恐れが。
しかし、2週間ほど入浴を続けると、この研究結果のように体温調整をしやすくなり、暑熱順化といって暑さに強くなることで、熱中症になりにくくなるのです」 ただ、暑い日の入浴は汗が止まらなくなるので苦手という人や、体が火照ってしまい反対になかなか寝つけないという人もいるのでは。
「そういう方には、ぬる湯と呼ばれる38〜40度より低い、35〜38度と体温に近い不感温度で、かつ、みぞおちまでの少ない湯量で半身浴を行う『みぞおち浴』がおすすめです。
体温の上昇がゆるやかなので、湯上がり後に汗だくになることもありませんし、血圧や呼吸にあまり影響がない、体に負担のない入浴法なんです」
「みぞおち浴は、体温と同じか低いと冷たく感じる場合があるので、体温より少し高めの38度前後で、20分ゆっくりつかってください」
「ポイントは温度設定。冷たくもなく熱くもないと感じる程度が目安です」
ただし、熱い湯だからこそ得られる血行促進や疲労回復効果は弱まってしまう。
「それを補うために、炭酸系の入浴剤を使いましょう。炭酸ガスは皮膚から吸収されて、血管を広げる作用があります。