灼熱日差しが白髪やハゲの原因に…!今すぐできる頭皮対策4
こう警鐘を鳴らすのは、AGAヘアクリニックの水島豪太院長だ。
環境省『紫外線環境保健マニュアル2020』によると、太陽が頭の上にくるほど紫外線の量が強まり、日本では4~9月に1年のおよそ70~80%の紫外線が降り注ぐ。とくに紫外線が強いのは6~8月というから、まさに今が最も注意すべき時季なのだ。
「地表に届く紫外線のなかでも、とくにUV-Aは皮膚の奥にある真皮にまで達し、細胞の老化を進行させるといわれています。また皮膚がUV-Bを浴びると“日焼け”を起こします。日焼けで表皮細胞やDNAが損傷を受けるおそれがあります」(水島院長、以下同)
頭皮への日焼けや紫外線によって、髪の毛の色を作り出すメラノサイトがダメージを受けると、メラニン色素の生成量が減少し、白髪が増える原因にもなるという。
さらに、紫外線は髪の毛にも直接悪影響を及ぼすそうだ。
「髪の毛の表面には何層にも重なるキューティクルが存在します。
髪の毛が紫外線を浴びると、キューティクルに空洞ができます。空洞は紫外線を浴びるほど大きくなり、最終的にはキューティクルの剝離に至る可能性も。そうなると、毛髪内のタンパク質が漏れ出て、同時にハリやツヤも失われて抜け毛の原因にもなるのです」