ヨーグルトに含まれている乳酸菌などの菌は、健康に重要な働きをする腸内細菌の善玉菌を増やして腸の働きを助けたり免疫力を上げたりしますが、乳酸菌などは腸内に長くとどまるわけではありません。そのため毎日、ヨーグルトを取ることが重要なのです」
減塩を心がけたうえで、ヨーグルトをプラスすれば、世界最高の健康長寿食になるとのことだが、毎日ヨーグルトを食べるのは、なんだか飽きてきそうな気も……。
「私は朝食に、ヨーグルト(無糖)にさまざまなものをトッピングします。大豆の粉であるきなこ、タウリンを取るためにじゃこやとろろ昆布、ごま、納豆、バナナやドライフルーツ、くるみやアーモンドなどのナッツを入れることもあります。健康効果の高い食材を組み合わせることで、飽きないだけでなく、非常にバランスのよい食事になります。朝にヨーグルトをきちんと取っておくと、昼夜に塩分を取っても、その害を打ち消してくれるのです」
実際に、記者が「ヨーグルト+とろろ昆布」を試してみたところ、いつものデザート感覚ではなく、サラダのようだ。オリーブオイルを少し垂らしてみたらコクが出てクセになりそうなおかずに。血液をサラサラにする効果があるアマニ油、エゴマ油などを加えてもいいかもしれない。