血管がボコボコして…「手の甲の“老け見え”」の悩みに有効なケア4選
手を「老け見え」させないためにも、日ごろの心がけを
人に物を手渡すときなど、差し出した自分の手の甲を見て、「血管がボコボコ」であることに愕然とした経験はないだろうか?40代以降、多くの女性が悩みを抱えているのがこの「老け手」だ。
「顔や首は鏡を見なければわからないのですが、手はしょっちゅう目に入るので、気になって仕方がないという声をよく聞きます。そもそも、手は心臓より下にあることが多く、運ばれた血液などが心臓へ十分に戻りにくく、むくんでしまいがちな部位です」
そう解説するのは、日本爪肌美容検定協会代表の川上愛子さん。川上さんは科学的な視点でスキンケアを研究し、2万人以上を美肌に導いてきた肌育成スペシャリスト。川上さんのもとには、手荒れや、ボコボコと血管が浮き出た自分の手を「おばあちゃんみたい」と悩む人から多くの相談が寄せられるという。
「手の血管が目立つ理由は大きく3つあります。1つ目はコラーゲンやヒアルロン酸、脂肪が減少することで肌がハリを失うこと。2つ目は、加齢とともに血管がしなやかさを失って厚みを増していくこと。
40~50代になると肌のハリが失われるのと、血管が太くなっていくことが同時に起きます。