酷暑で深刻化…“睡眠負債”で財布にも年間18万円のダメージに
連日の猛暑により、夜も気温が下がらず、エアコンが苦手な方も使わざるを得ない状況。
暑くてぐっすり眠れない、エアコンで冷えすぎてしまい何度も起きてしまうなど、満足な睡眠が取れないことで体温調節を行う自律神経の働きが乱れ、様々な場面でパフォーマンス(生産性)を落としてしまうと感じている人も多い。2022年12月に味の素株式会社が実施した調査によると、睡眠になんらかの不満を抱える社会人は約80%もいる。
意識しない程度に毎日わずかずつ積み重なる睡眠不足は“睡眠負債”と呼ばれ、パフォーマンスの低下が問題視されている。また、日本人の睡眠負債を原因とした経済損失はGDPあたり3%と言われ、つまり一人当たり約18万円の損失になっているという。
イシハラクリニック副院長の石原新菜先生いわく、睡眠の質は仕事のパフォーマンスに関係することから、睡眠サイクルなどを考えて最低5時間は寝る必要があるそう。
また、睡眠パフォーマンスを上げるポイントは5つある。
【1】内臓を冷やす食べ物や飲み物を控える
カフェインの入ったコーヒーやエナジードリンク、アイスクリームの食べすぎに注意。
【2】間接照明に切り替える
光は睡眠に必要なメラトニンの分泌を抑制してしまうため、就寝前は間接照明を。