酷暑で深刻化するエアコン疲れ対策に「1回2分の“指ストレッチ”」
夏の冷えによるダメージはさまざまな不調の原因に…(写真:アフロイメージマート)
厳しい猛暑が続くなか、屋内ではどうしてもエアコンに頼らざるをえないところ。同時に、体が冷え切ってしまうことで夏かぜをひいたり、夏バテしてしまう人も少なくない。
「夏の間の屋内と屋外の温度差は体にダメージを蓄積させます。また、冷たいものを欲することもあり、じつは夏のほうが冬よりも“冷え”の対策が取りづらいのです」
こう話すのは、神奈川歯科大学大学院統合医療学講座特任教授の川嶋朗先生。
冷えによるダメージは次のような不調となって現れるという。
「下痢や便秘を起こしやすい、肩こりや頭痛がある、汗をかきにくい、手足が常に冷たい、目の下にクマができやすいなどの不調の多くは冷えによるものと考えられます」(川嶋先生、以下同)
中高年になると運動不足が加わることもあり、基礎代謝の低下、筋力の低下なども冷え体質に追い打ちをかける。
「自分の冷えを自覚できずに、症状を悪化させてしまう人もいます。そのまま放置していると、秋以降は症状を改善させることがいっそう困難になってしまいます」 こうした冷えによるダメージの改善におすすめなのが、川嶋先生が提案する「指のストレッチ」