白内障や緑内障の予防にも! 視力を改善する「後ろ手深呼吸」
そのため、猫背の姿勢が続くと頸椎がずれてしまうのです。
そして、第1・第2頸椎の周辺には目の機能を担う眼神経が走っています。頸椎がずれると眼神経が圧迫され、物を見るときにピントの調節がうまくできなくなったり、目の血流が滞ったりするわけです」(清水さん、以下同)
この状態を放置したままだと、目に酸素や栄養が行き渡らなくなり、老廃物も排出されにくくなる。しかも白内障や緑内障、黄斑変性(加齢とともに網膜の中心の黄斑に障害が起こる)を引き起こすことにもなるという。
しかし、逆にいえば猫背を解消することでこれらの不調やトラブルを回避し、視力回復も期待できるというわけだ。
そこでおすすめしたいのが清水さん考案の、猫背も視力も改善するストレッチ「後ろ手深呼吸」だ。
「体のゆがみを解消するこの方法で私自身も視力が回復したのです。20代半ばまでは猫背がクセになっていた私ですが、姿勢と目の関係について学び、背伸ばしストレッチを毎日実践したところ、姿勢がよくなり、0.1だった視力が0.6まで回復しました。
現在も両目とも0.6を維持しています」
このストレッチを試した人の中には、白内障のかすみやぼやけが解消し手術を回避できた人もいる。