最新研究で判明した「毎日のチーズ」が認知機能におよぼす影響
チーズが健康維持にもたらすメリットはさまざまな論文で言及されている(写真:アフロイメージマート)
「ふだんチーズを食べる習慣がある人は、そうでない人に比べて認知機能が高い、という研究結果が先日発表され注目されています」(全国紙社会部記者)
東京都健康長寿医療センターは10月19日、桜美林大学などとの共同研究の成果を発表。
《チーズの摂取が認知機能の高さと関連する》ことを明らかにした。
「日常的なチーズ摂取者は、非摂取者より牛乳を飲んでいる割合が高く、尿失禁の頻度が低く、そして認知機能の評価指標であるMMSEのスコアが高い(=よい)ことがわかりました」(同記者)
認知機能が高いということは、すなわち認知症のリスクが低いことにつながる。ではチーズのどんな成分・栄養が認知機能維持に効果を発揮してくれるのだろうか。『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)などの著書がある、脳科学者の西剛志先生に聞いた。
「発酵食品であり、高タンパクなど栄養価の優れたチーズに認知症予防や健康寿命を延ばす効果があることは、過去にも多くの論文で発表されています」
いっぽう、チーズには食べ続けると「コレステロール値が高くなる」