今回紹介するのは「耳ぎょうざ法」。手を使うだけの簡単なメソッドだ。手に息を吹きかけて温めたあと、手で耳全体を前に折り曲げ、耳をふさぐ。“耳ぎょうざ”のままで1分続けて(写真参照)耳から手を離す。これを1日3回行うのみ。
「耳を閉じるときは強く圧をかけて、手を離すときにパッカと開けるイメージです。ただ、長時間閉じてはいけません。長くやりすぎたり、耳ぎょうざの状態で枕などで固定して寝ると、耳の中が蒸れ、外耳炎になることも」
耳ぎょうざのメカニズムは、
「この状態にすると、外からの圧がなくなります。
そこで耳を開放すると外気が一気に入るので鼓膜が刺激され、血流も一気に加速するため鼓膜が動きやすくなります」
この方法のほかに、
【1】あくび耳抜き法
あくびをして口の中に息をため、息を吐く前に口を閉じ鼻をつまみ、耳から空気を抜くように息を鼻に集め、耳から空気が出たら手を離す。体の中から鼓膜を動かす。
【2】アオアオ発声法
ア・オ・ア・オと発声することで鼓膜の内外の圧を整える。
【3】耳マッサージ法
耳全体をぐるぐる回したり、引っ張ったりすることで、頭痛・不眠・倦怠感などの不調を和らげる。