ビューティ情報『「加湿器肺炎」で肋骨骨折も…“抗生物質が効かない”咳などの症状を医師が解説』

「加湿器肺炎」で肋骨骨折も…“抗生物質が効かない”咳などの症状を医師が解説

矢沢心さんの例のように、咳をしすぎて骨折などということも考えられる。日ごろは基礎疾患がない方でも、インフルエンザにかかった後などで免疫力が低下しているときには、特に注意が必要になります」

しかし病院やクリニックで受診しても、現状では医師のほうから「加湿器を使っていませんか?」といった、加湿器肺炎を想定した問診は、多くはないそうだ。

「そのため、風邪や通常の肺炎と判断されて、風邪薬や抗生物質を出されても、治らないということになります。昨今の報道などで、加湿器肺炎が気になっている方は『加湿器を使ったときに、とくに咳き込んだりします』などと病院で言ってみるといいでしょう。医師も加湿器肺炎の疑いに気づいて、対処してくれるかもしれません」

では、加湿器肺炎にかかってしまった場合、どんな治療法があるのだろうか。

「病院では、加湿器肺炎が疑われた場合は入院してもらい、加湿器のカビから隔離させるなどの処置を考えます。重症者はステロイドの処方でアレルギー反応を抑えることもあります。軽症の方の場合は、原因となっているその加湿器の使用をやめれば、加湿器肺炎は自然に改善し、治癒するでしょう」

症状を引き起こさないために、加湿器はどんな使い方やお手入れをすればいいのだろう。

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