ビューティ情報『女性のは副作用のリスク2倍! 目的外使用の「痩せ薬」で腸閉塞に…』

女性のは副作用のリスク2倍! 目的外使用の「痩せ薬」で腸閉塞に…

(写真:polkadot/PIXTA)

(写真:polkadot/PIXTA)



「すでに痩せているのに美容やダイエットの目的で糖尿病治療薬を利用することは非常に危険です」

とは、これまで延べ20万人以上の糖尿病患者を診てきたAGE牧田クリニックの牧田善二院長。

美容のために痩せたいと、オンライン診療で処方された糖尿病治療薬購入によるトラブルが相次いでいる。問題になっているのが「GLP-1受容体作動薬」だ。

「2型糖尿病の治療薬としては画期的な薬です。ヒトが食事をすると小腸からGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)というホルモンが出て、これがすい臓に作用することで血糖値を下げるホルモン『インスリン』の分泌を促します。このGLP-1を製剤化した薬を血糖値が高い糖尿病患者に投与すると、数値を下げるとともに、食欲を減退させる働きも。体重の減少も期待でき、肥満症の解消にもつながります」(牧田院長)

こうした作用があることからダイエット目的での使用が後を絶たないなか、国民生活センターによると、問診が不十分だったり、定期購入した薬が「毎月3万円」「3カ月8万円」など高額かつ中途解約ができなかったりするというトラブルが多発。

コロナ禍でオンライン診療の増加に伴い全国から寄せられた、痩身目的での糖尿病治療薬の相談件数は2022年度が205件と、前年度の4.2倍に。

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