冷めた「パンケーキ」レンチンすると老化物質が発生!「あたため厳禁」料理10
というのは、管理栄養士の望月理恵子さんだ。
「電子レンジによる加熱は、AGEを増やすだけでなく、脂質の酸化を進めます。マイクロ波は食品中の脂質と水分に集中するため、マイクロ波を吸収した脂質は酸化が早まるのです。AGEと油が酸化した食品をダブルで食べ続けると、血中の悪玉コレステロールを増やしてしまい、動脈硬化を招いてしまいます」
電子レンジで再加熱を避けたい食品は、焼き鳥や焼き肉などの焼いた肉や揚げ物だという。
「このほかにも、サバの味噌煮、ブリの照り焼き、ウナギのかば焼きなどの魚を使った料理も、電子レンジの再加熱で脂質が酸化しやすくなり、タレのAGEが増えてしまう恐れがあります。カレーやシチュー、またヒジキ、切り干し大根などの油で炒めるお総菜も、マイクロ波が脂質に反応しやすく、劣化してしまいます。
再加熱するなら鍋ごと火にかけるか、揚げ物やお惣菜はフッ素樹脂加工のフライパンにクッキングシートを敷いて上にのせて弱火で温めてもいいでしょう」(笹井さん)
毎日の生活のなかでつい買ってしまうお弁当やお総菜、ファストフードなどの食事も、温め直しが適さないケースがある。
■最も避けたいメニューは「フライドポテト」