冷めた「パンケーキ」レンチンすると老化物質が発生!「あたため厳禁」料理10
鮭はDHA、EPAといった体にいい不飽和脂肪酸が豊富なので、生の刺身ならAGEはほとんどありませんが、鮭フライにすると6倍以上一気に増えます。また、DHA、EPAは熱に弱く、加熱すると減少することがわかっています。栄養分がなくなってしまうのは食べ方としてもったいないですね。
そして、揚げ物の衣には小麦粉とパン粉を使うことが多いですが、小麦粉はタンパク質が多く、パン粉は糖質の量が多い。どちらもAGEを増やします」
意外なのは、9位イワシの干物。高塩分のため、細胞が老化しやすくなる。
ほかにも、みりんやしょうゆなど糖質が多い調味料を使うと、魚介類のタンパク質と結びつき、より多くのAGEが発生するという。
さらに、肉や魚を焼いたときにつく「焦げ目」は大敵なので、もともとAGEが多い焼き鳥や焼き肉などは、再加熱は不可。
そしてスイーツで大人気のパンケーキも、小麦粉を練って、卵や牛乳、砂糖を加えて焼くので、きつね色の焦げ目はAGEになる。
しかし、電子レンジで加熱してもよい食材もある。生野菜だ。
「たとえば、ゆでると水溶性ビタミンが流れ出てしまうので、ブロッコリーやカリフラワー、ほうれん草など葉物野菜は、電子レンジでの加熱がよいといわれています。