ナノプラスチックに含まれる化学物質で子宮内膜症や流産の可能性も…市販の弁当容器、ペットボトルから数百万個レベルで溶け出す
もう1つは免疫力低下の可能性です」
プラスチックに含まれる化学物質が子宮内膜症や乳がんを引き起こす疑いもあるという。高田教授は環境省の疫学調査の結果を例に、こう言葉を継いだ。
「約10万人の妊産婦を調査したものですが、週に2回以上市販の弁当や冷凍食品を食べた妊婦は、それ以下の人と比べ2倍以上流産死産の割合が高い。さまざまな原因が考えられますが、容器のプラスチックに添加剤が含まれているのは事実で、その添加剤に生殖異常を引き起こす物質が含まれているのは間違いありません。女性の方は食生活に注意してほしいですね」
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