「捨てないで!」ブロッコリーの茎は食べられる?SNSで話題の疑問に管理栄養士が回答
カリウムも花蕾よりも少し多く含まれており、心臓の健康を保ち、血圧を正常に保つのに役立つ栄養素です」
では栄養を取りこぼさずに食べるには、どのような調理方法が良いだろうか?
「おススメは、蒸し調理(電子レンジで加熱も含む)です。ビタミンCやビタミンB群は水溶性なため、水での茹で調理では溶け出してしまいます。蒸し調理はこれらのビタミンが水に流れ出るのを最小限にし、食材内に閉じ込めることができます。
また食材の色を鮮やかに保ち、食感も良好に保つことができます。特にブロッコリーのような緑黄色野菜において、見た目の魅力を保つ上でも効果的です。
茹でて調理する場合は、ブロッコリーが完全に水に浸かるため、ビタミンCやビタミンB群が水に溶け出しやすくなります。ですので、茹で汁ごと生かせるスープなどもおススメです。
他にも油と一緒に炒めて調理することで、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K、βカロテンなど)の吸収が向上します」
他にも茎のピクルスやきんぴら、花の形に飾り切りするなど、さまざまに工夫できそうだ。
また茎を細かく刻み、米の代用にした「ブロッコリーライス」もおススメだという。アメリカでブームになり、日本でも商品化されている。