朝にグレープフルーツを食べる人が知らない“意外なデメリット”
光老化肌は、刺激や光によって肌の深い部分に炎症が起きやすくなっている状態です。この炎症によってメラニン色素の生成が促されます。
メラニン色素が生成されやすい時期に、不十分な肌ケアや栄養補給が足りないなど肌の代謝サイクルが崩れてしまうと、メラニン色素を含んだ余分な角質が停滞して色素沈着を招き、シミやくすみの原因となってしまうのです」(前田さん、以下同)
肌の代謝サイクルが遅くなる中高年や、乾燥肌の人、日焼けの痕が残りやすい肌質の人は、光老化肌対策として紫外線に気をつけなければならない。そこで、問題になってくるのが“食べ物”だ。
■日焼けしやすい食材は「香り成分」が原因に
食材には「香りの成分」があり、種類は約40万種類もあるといわれている。そのうち数百~数千種類がそれぞれの食材特有の香りを形成しているという。それらのなかに、肌に付着すると紫外線の吸収を高める成分があり、それが「ソラレン」という物質だ。
「ソラレンはフロクマリン類というグループに属している香り成分で、光を蓄積するといった特徴があります。
これが肌表面に付着すると肌表面に光が蓄積され、付着後およそ2時間後には肌内部で炎症が起きはじめ、メラニン色素の生成が促進されるという仕組みです。