大谷翔平のメンタルコーチが解説する“前向き思考”の作り方 ポイントは“夜寝る前”にあった!
(写真:共同通信)
「これは僕にとって非常に複雑で困難な時期でした。この間にずっと絶え間ない支援を続けてくれた僕のサポートチームに感謝しております。この事件に終止符を打ち、前に進む時期が来たと思っています。これからもこのチームの一員として少しでも勝利に貢献できるよう集中していきたいと思っております」
と、大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)は声明を発表。
6月5日(日本時間)、自身の元通訳・水原一平被告(39)がロサンゼルス近郊の裁判所で「大谷選手の口座から不正に送金を行った」と詐欺などの罪を認めたのを受けてのことだった。
「寝ることもトレーニングの一部として大切にしている大谷選手がこの間、眠れない夜があったと話しています。親友の裏切りという大きな衝撃のなか、実際の試合ではドジャースの2番指名打者として打率3割以上をキープ。まったく影響を感じさせないプレーを続けてきました。
ここに大谷選手のたぐいまれな切り替え能力と集中力のすごさを感じます」
こう話すのはメンタルコーチとして花巻東高時代に実際に大谷選手を指導していた西田一見さん(株式会社サンリ代表)。今年3月に西田さんは『大谷翔平の成信力』(清談社Publico)