就寝前の乳酸菌飲料で歯周病リスク増!医師が教える「歯を守る習慣」【後編】
に動かし、1~2本ずつ磨きましょう。楽に、細かく磨くことのできる電動歯ブラシもおすすめです。普通の歯ブラシと比べると、効果はほうきと掃除機くらいの差があります。ただし、電動歯ブラシを購入するときは、力の入れすぎを知らせるアラームが付いたものを選びましょう」
また、歯磨きは毎食後行い、歯磨きのあとに殺菌作用のある洗口剤で口をゆすぐことで、殺菌の増殖を防ぐことができるそうだ。
歯周病を防ぐために取り入れたい習慣は、ほかにもある。
「キャラメルやスナック菓子など、歯にくっつきやすい、はさまりやすいものはなるべく控えること。また、糖分が多い乳酸菌飲料やスポーツドリンクは、歯に粘着しやすいので、とくに就寝前に飲むのは控えましょう」
殺菌作用があり、歯周病菌の繁殖も抑えてくれる“唾液”の分泌を促すのもよい。
「年齢とともに唾液が出にくくなり、ドライマウスが加速します。
これを防ぐには、よくかむこと。日常的にガムなどをかむと唾液の分泌が促されます」
すでに、奥歯がなくなってしまった、という場合も大丈夫。
「しっかりかめるように、入れ歯やインプラント治療を受けてください。特にインプラント治療は自分の歯と遜色がないくらいの咀嚼力を保つことができます」