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50代以上の女性は要注意!知らないうちに“歯が折れる”…当てはまったらキケンな悪習慣11選

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50代以上の女性は要注意!知らないうちに“歯が折れる”…当てはまったらキケンな悪習慣11選

大切な歯を失わないために、今一度生活習慣を見直そう(写真:siro46/PIXTA)



厚生労働省と日本歯科医師会が’89年に始めた「8020運動」。80歳になっても自分の歯を20本以上保つための啓発運動で、実際に死亡リスク低下につながることも確認されている。国内の高齢者約5.2万人を対象としたJAGESの大規模研究によれば、自分の歯が20本未満のグループは、20本以上残っている場合と比べて死亡リスクが約1.3~1.6倍に高まるというデータが。

「かむ」という動作は脳への強力な刺激になるため、歯を失うと認知症の発症リスクが高まることもわかっている。このように、1本でも多く自分の歯を残していくことはとても大切なのだ。

「近年は歯周病や虫歯を予防・コントロールできる人が増え、治療技術も向上しています。しかしいっぽうで、“歯根破折”により歯を失う人も増えているのです」

そう話すのは、テクノポートデンタルクリニック院長の倉治ななえ先生だ。

日本の成人が歯を失う主な原因は「歯周病」と「虫歯」。
これらは当然の原因に思えるが、次に来るのが“破折”だ。

「破折の中でも、もっとも怖いのが“歯根破折”です。虫歯予防の習慣は広く普及し、歯周病予防のために歯科にかかることも一般的になりましたが、歯根破折はまだあまり認知されていないのが現状です」(倉治先生、以下同)

歯根破折とはいったい、どのような状態を指すのか。

「歯の根っこ部分にひびが入って割れた状態です。歯茎の中で割れるため目視できず、確認するためには、マイクロスコープという拡大鏡を使用します。歯根破折の進行が認められると、その大半が抜歯になります」

もちろん、進行具合によっては治療によって歯を残せる場合もある。しかし、患者の大半は遅かれ早かれ歯を失うことに――。

この歯根破折は、神経を抜いた歯に多く起こる特徴があるという。


「神経を抜いた歯は、長い時間をかけて枯れた枝のようになってしまい、割れやすい状態になります」

しかし、歯の神経を抜いたことがないからと油断するのは禁物だ。歯根破折は、生活習慣とも密接に関係している。今回は破折を招く主な悪習慣を倉治先生に解説してもらった。もっとも多い原因は、硬いものを食べること。

「歯根破折の疑いがある患者さんに対して、『最近ナッツを食べましたか』と質問すると、『お医者さんがテレビで健康のためにナッツを食べるといいと言っていたので、食べるようにしています』といった答えが返ってくることがよくあります。ほかにも硬いせんべいやスルメなど、『歯ごたえがあるものが昔から好きで』という患者さんも多いです」

ただし、歯茎の中で進行するため、初期段階では症状が少なく気づきにくいのが厄介だ。

■硬いものを食べるとじわじわ割れ目が広がる

「破折していることに気づかないまま硬いものを食べ続けていくうちに、少しずつ破折が広がり、そのうちはっきりと割れて、痛みが出てきます。歯茎に腫れや痛みが起きて異変に気づく場合が多いですが、歯茎が腫れる前に、痛みを訴えて受診するケースもあります」

けれども、いざレントゲンを撮ってみても歯根破折は写らないことも多く、どの歯が痛みの原因なのかを診断するのも難しいという。


「患者さんが痛みを訴えている場所付近にある、神経を抜いた歯に当たりをつけます。その歯の歯周ポケットの深さを測ると、歯周病ではないのにそこだけ深くなっていることがあります。この場合は歯根破折を疑います」

歯根破折を予防するために、まずは硬いものを食べる頻度を減らす、食べるときは治療した歯に当たらないように意識することだ。特に更年期以降の女性は治療歯の本数が増え、歯を支える歯槽骨の骨密度も低下。破折しやすくなるので要注意。

「ほかに、健康に気を使う患者さんに多いのが、歯の根元に歯垢がたまりやすいからと歯茎との境目を強い力で磨いてしまうこと。これは間違いです」

歯は硬いエナメル質で覆われているが、歯根は軟らかい象牙質。ゴシゴシと力を入れて歯磨きをしすぎると、歯茎が削られ、露出した部分が知覚過敏や虫歯にもなりやすい。
防ぐためにはスーパーソフトの歯ブラシを使い、毛先が広がらない程度のやさしい力で磨くようにしよう。

「交感神経が常に優位な状態も歯根破折の原因になります。お風呂もシャワーだけで済ませず、湯船につかってリラックスする時間にしましょう」

大切な歯を失わないために、今一度生活習慣を見直そう。

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