PMSの症状がある女性の約6割が「対処法を知らない」婦人科を受診する女性は1割以下
その結果、PMSの症状があり心身が疲れ果てた女性が約6割おり、そのうち仕事や家事、学校を「休むことはできない」と我慢し、婦人科を受診しない女性が約9割であることが判明した。
10代〜40代の女性の2人に1人は、「生理前」に不調を感じている
また、女性の半数(48.3%)が「生理前」に不調を感じ、4割(40.7%)は台風などによる低気圧、雨、梅雨時期、季節の変わり目などの「天候が変化」する際にも不調を感じてることも判明している。
PMSと仕事や学校、休みたくても休めないのが職場・学校のリアル
休みたくても休めないPMSだが、6割が「対処法・治療法を知らない」休みたくても休めないPMSのとき、どのように対処するかと聞くと、「早めに就寝する」(50.0%)、「家で静かに過ごす」(43.4%)、「ひたすら我慢する」(43.3%)など、積極的な治療ではなく、なんとかやり過ごす選択をする女性が多いようだ。
PMSの症状があっても、9割は「婦人科を受診していない」
受診しない理由を聞くと、約半数が「PMSは病院へ行くほどの症状ではないと思う」(47.9%)、3割強が「症状が治まると受診するほどのことではないと思う」(31.8%)と答え、PMSは病院に行くほどの病気ではないという意識が強いようだ。
産婦人科医・内山心美先生によると、PMSによるイライラや焦燥感が強くなると、家族や職場の人間関係にも摩擦が生じ、場合によっては、退職や離別につながる恐れもあるという。
婦人科ではPMSについてパートナーを含めた家族に対し理解を求めサポートしてもらうよう、アドバイスも行ってくれるそう。
1人で悩まず、ぜひ専門の婦人科などを受診して相談してみてほしい。