コロナ禍における角膜の傷リスクとニューノーマル時代の正しいアイケア習慣
点眼薬は正しく使い、選ぶことが重要角膜のセルフケア方法として点眼薬は手軽で有効だが、一方で誤った使い方や選び方をしてしまっている場合があると警鐘を鳴らすのは、杏林大学医学部 眼科学 教授・日本角膜学会 理事長の、山田昌和先生。
点眼の回数は1日に5〜6回までが適正。さし過ぎると涙の層が破壊され、角膜を傷つける恐れがあるという。
また目に優しいものを選ぶことも重要で、防腐剤は角膜の傷リスクが高い人が使用すると症状を悪化させる場合があるので注意が必要だという。
山田先生の監修によって実施した「コロナ禍の点眼薬使用実態調査」によると、点眼回数の適正回数についての意識が低いこと、また傷リスクが高い人ほど点眼回数が多いこと、さらに防腐剤の有無についても意識している人が少ないことが判明。
良かれと思ってしていた点眼薬が、かえって症状を悪化させている可能性があることが明らかになった。
未だ収束の目処が立たないコロナ禍。
ニューノーマル時代のアイケア習慣として上記のような知識を頭に入れ、正しいケアで目をいたわりつつ、症状が改善しない時は早めに眼科を受診することが何よりも大切だ。
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