日本私立歯科大学協会が「歯科」に関する意識調査を実施
新型コロナの影響で人々の歯科診療はどう変わったのか。注目の結果を見てみよう。
新型コロナで、歯や口内の健康が損なわれやすい状況に
その結果、「感染拡大中、受診・健診を控え、現在も実施していない」人が歯科受診で19.8%、歯科定期健診で21.4%に。
いずれも約5人に1人が、受診・健診を控え、現在もなお実施できないままになっている。
その一方で、「緊急事態宣言発令期間中など、一時期、控えたが、現在はすでに再開・実施した(治療再開あるいは開始)」人も一定数おり、歯科受診・歯科定期健診ともに18.9%となっていた。
約6割が、新型コロナウイルス感染拡大で「歯科受診・健診を控えたい」
感染を懸念して、歯科受診や健診に消極的な姿勢を見せる人が多いようだ。
このことを知っていたかを聞いた質問では73.8%と大多数が「知らなかった」と答えている。
マスクの着用が日常的になり、歯や口内の健康を損ないやすい状況に
「マスクをするようになって、歯の健康や口臭を気にすることが減った」(25.4%)という人も約4人に1人という結果に。
このほか、コロナ禍で、「在宅時間が増えて、間食や、晩酌など、食べたり飲んだりしている時間が増えた」人も4割以上(43.3%)おり、新型コロナウイルスの感染拡大状況下は、歯や口の中の健康を損ないやすい環境にあるといえそうだ。
コロナ禍では、マスクの着用が日常的になっているからこそ、より入念なケアでリスクを回避していくのが重要と言えそうだ。
【参考】
※一般社団法人日本私立歯科大学協会
https://www.shikadaikyo.or.jp/