貧血・栄養失調・低体温 シンデレラ体重は本当に幸せ?

現代女性の「シンデレラ体重」が危ないやせた女性が抱える健康リスクと対処法、やせている女性がさらにやせようとすることについて問題提起されている新刊『やせれば本当に幸せになれるの?「シンデレラ体重」が危ない』が発売された。
日経BP総合研究所上席研究員の黒住紗織氏と、ヘルシー・マザリング・プロジェクトが編著。価格は1,980円で、出版社は日経BPである。
無理をしてやせることが子や孫の健康問題にも2016年頃から使われるようになったとされる「シンデレラ体重」という言葉。この言葉は理想の体形を象徴するものとして使用され、童話『シンデレラ』の「ガラスの靴を履いても割れない体重」「細身の王子が抱きかかえられる体重」といったことなどが由来だとされる。
また、肥満は生活習慣病の原因となるが、「太ることが健康によくない」としても「やせていることが健康にいい」とは限らない。無理をしてやせようとしていることが女性たちの健康に悪影響を与え、さらに子や孫の健康問題にもなり得る。
不調を抱える女性などに新刊によれば、西暦2000年以降、日本人の成人時の身長が低下しているという。
やせた妊婦からは低出生体重児が生まれやすく、小さく生まれた子どもは成人時に身長が低くなりやすい。