「トマト減塩食」で減塩効果が実証!おいしさや調理の手軽さにも期待大
カゴメ株式会社 は、女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科 給食・栄養管理研究室(石田裕美 教授、伊藤早苗 助教)との共同研究により、トマト減塩食(*1)の摂取で、減塩効果(*2)指標が大幅に改善することを、ヒト試験で明らかにした。
通常料理の調味料(みそ、しょうゆなど)を減らし、代わりにトマトケチャップやトマトソース、トマトを取り入れることで、減塩効果が期待できることが分かった。
*1:減塩と香味維持を目的とし、減塩で減らした調味料(みそ、しょうゆなど)の代わりに、うま味であるグルタミン酸を含むトマトケチャップやトマトソース、トマトを使った料理を「トマト減塩料理」、そのトマト減塩料理を組み込んだ食事を「トマト減塩食」とする。
*2:減塩効果とは、尿中ナトリウム/カリウム比(次頁に解説)の低下を指す。
日本人は「塩分の摂りすぎ」WHOの目標値の倍以上を摂取
世界保健機構(WHO)が定める「世界中の人の食塩摂取目標」が5g/1日であるのに対して、日本人の塩分平均摂取量は、男性11.0g/1日、女性9.2g/1日とおよそ倍以上にものぼる。
塩分を摂りすぎると、「ナトリウム」と「カリウム」のバランスが崩れ、「のどの渇き」