災害時でも適切かつスピーディーな処置を実現する「くまもとメディカルネットワーク」とは?
こうした中、医療・看護・介護等の施設をネットワークで結びサービスに活かす「くまもとメディカルネットワーク」の事業主体である公益社団法人熊本県医師会は、10~70代の熊本県民500名を対象に、2016年に発生した「熊本地震」に関する調査を実施した。
地震発生時は「かかりつけ医院」以外の利用が多い
震災発生により、かかりつけ医療機関以外にかからざるを得なかった経験を持つ人は少なくないようだ。
震災後の「体調不良」率は約6割
「くまもとメディカルネットワーク」とは、地域包括ケアシステム実現のために病院・診療所・歯科診療所・介護施設・訪問看護ステーション・薬局などの利用施設をネットワークで結び、患者である参加者の診療・調剤・介護に必要な情報を共有することで、医療・介護サービスに活かすシステムだ。
有事の前に「くまもとメディカルネットワーク」に加入することで、災害時や事故、救急の時でも、より適切かつスピーディーな処置を受けることが可能に。「くまもとメディカルネットワーク」は、震災以降、加入施設をさらに拡充するなど、県民の安心につながる取り組みを進めているようだ。
【参考】
※「くまもとメディカルネットワーク」ホームページ
http://kmn.kumamoto.med.or.jp/