11月14日は世界糖尿病デー!健康診断では見えない「血糖値スパイク」とは
様々な病気の引き金となる血糖値スパイクには、十分な注意が必要だ。
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研の調査結果によれば、「血糖値スパイク」の認知度はわずか16%。しかし、「血糖値スパイク」についての説明をおこなった後に、「自身の体内で『血糖値スパイク』が生じているかどうかを知ることは、健康のために重要だと思いますか?」と聞いたところ、85%もの人が「そう思う」と回答した。
「血糖値スパイク」かどうかを知るには?食後に血糖値が急上昇し、その後は正常に近い数値まで下がる症状の「血糖値スパイク」。そのため、食事から時間を置いた状態で実施される健康診断では発見するのは、極めて困難なのが実情だ。
糖尿病専門医の鶴田加奈子先生によれば、自身が「血糖値スパイク」に陥っているかどうかを知るためには、「血糖トレンド(=血糖値の変動傾向)」を見ることが必要だそう。血糖値が変動する傾向(=トレンド)を見ることが、「血糖値スパイク」の発見につながるのだ。血糖値を測定できるデバイスもかつては、血糖トレンドを見るためには1日に何度も血糖値を測定する必要があったほか、寝ている間は測定が難しいという問題もあった。