高まる期待!真皮にできたシミも消せるようになるかも
今回学会で発表した内容は真皮にできたシミをマクロファージが関与することによって改善できる可能性があるということ。この研究が進めば真皮にできたシミに悩む多くの女性の救世主となる化粧品ができあがるかもしれない。
マクロファージがシミを消す可能性巷で販売されている美白化粧品の多くは肌の上層部に蓄積したメラニンにアプローチするというもの。表皮の代謝を促進することでメラニンを排出させるものやメラニンの生成指令を阻害するものがほとんどだ。
しかし、これらの化粧品では肌の深部である真皮にできたシミを消すことは難しく、一般的には真皮にできたシミは消せないと考えられてきた。
同社はコラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞に着目。線維芽細胞はメラニンを取り込み、メラニンを取り込んだ線維芽細胞はマクロファージを呼び寄せることを発見したのだ。
マクロファージは体内免疫の中心的役割を担っている。体内に侵入した異物を捕食して分解することが知られている。がん治療の現場でも注目されている細胞であり、近年注目が高まっている。
(画像はプレスリリースより)
【参考】
※株式会社ナリス化粧品プレスリリース
http://www.naris.co.jp/wp-content/uploads/201611042.pdf