「自分は大丈夫」という楽観視と熱中症への知識不足による“間違った熱中症対策”に警鐘
と質問をした上で、「屋内」と回答した704人、「屋外」と回答した296人それぞれに、汗をかいたときの水分や塩分摂取について尋ねた。
屋内の人たちは「水分は摂れている(=塩分は摂れていない)」の割合が多く、約67%が水だけを補給している状況。屋外の人たちと比較してみても、屋外で「塩分は摂れている」と回答した人が約10%いたのに対し、屋内では約4%。
また「水分も塩分も摂れている」という回答も、屋外が約28%、屋内が約23%と、いずれも下回る結果になっており、屋内で身体を動かすことの多い人たちの方が、塩分摂取意識が低下することが分かった。
発汗するほど身体を動かした際には、屋外よりも屋内の方が潜在的なリスクが高いと言えそうだ。
熱中症警戒アラート下で守るべき、運動のガイドライン
暑さ指数(WBGT)は、熱中症を予防することを目的として制定された指標で、労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されている。この暑さ指数が33に達するときに、注意喚起のため発表されるのが熱中症警戒アラートだ。
ところが、この『熱中症警戒アラート表中の熱中症予防運動指針を知っていましたか?』という質問に対して、「知らなかった」