2021年7月7日 11:00
体臭の気になる季節が到来。今年はストレス起因のニオイにも注意!
(*ラクチュロース...牛乳に含まれる乳糖を原料として作られるオリゴ糖)
関根先生:
「共同で実施した試験では、ラクチュロースを2週間、毎日4gを摂取してもらいました。
その結果、摂取とともに皮膚のアンモニアの放散量が減少し、摂取15日後には有意に減少していたのです」
森永乳業 境氏:
「ビフィズス菌は、ラクチュロースの摂取前よりも摂取後の方がその数や割合が明らかに増えていました」
この二つの変化について相関を見てみると、ビフィズス菌数が多いと、アンモニア放散量が少ない傾向にあることが分かったという。
つまり、大腸のなかのビフィズス菌が増えることによってアンモニアの放散、いわゆる「疲労臭」を抑制できる可能性があると考えられる。
関根先生:
「私が『疲労臭』抑制の一番大きい要因と考えているのは、ビフィズス菌が大腸でつくる乳酸や『短鎖脂肪酸』の一種である酢酸の存在です。
この酸が大腸内を(弱)酸性にすることで、アンモニアが腸から血中に移行しにくい形に変わったり、悪玉菌の活動を抑制して、そもそもアンモニアが生み出されにくくなっている可能性があります」
ビフィズス菌入りのヨーグルトで「疲労臭」