歯科衛生士も感じるコロナ禍の新たな口腔課題は『口の渇き』!?
と感じている歯科衛生士の割合は6割(60.7%)、「唾液がネバネバしている」と感じている割合は5割を超えた(52.2%)。
日本フィンランドむし歯予防研究会 理事長 羽村章先生によると、マスク生活では唾液を分泌させる刺激が少なくなりがち。
笑顔を見せることや会話をすることが少なくなり顔の筋肉を動かす機会が減る、さらにマスクを外すことを躊躇し水分を摂るタイミングを逸して、刺激に加え水分不足が刺激唾液の分泌不足の原因になると考えられるそうだ。
フィンランドのオーラルケア~主役はキシリトール
キシリトールのメカニズムを研究する生化学者である、トゥルク大学名誉教授 カウコ・マキネン先生によると、フィンランドの多くの幼稚園では、ランチの後、先生が園児一人一人にキシリトールタブレットを配布し、みんなで摂取する光景が見られるそう。
その結果、フィンランドはむし歯がほとんど確認されない「むし歯予防先進国」に変貌を遂げたという。
さらに、キシリトール、特にガムやタブレット摂取は唾液分泌につながり、唾液が免疫力を高めるのに役立つのだとか。
口内の乾きや口腔状態の悪化が気になる方は、食後のキシリトール習慣を心がけてみてはいかがだろうか。
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