「ヘルシーだけどおいしくない」から「おいしい!」へ。味の向上で糖質オフ・ゼロ市場が右肩上がりに成長中!
ビールでは不可能とされた「糖質ゼロ」を実現した「一番搾り 糖質ゼロ」
「一番搾り 糖質ゼロ」は、2020年に日本初の糖質ゼロビールとして発売された。
麦芽を50%以上使用する決まりがあるビールは、麦芽由来の糖質がビールの豊かなおいしさをもたらす要素の一つであることから、糖質ゼロとおいしさの両立が難しいとされていた。
そんな糖質ゼロとおいしさの両立を目指すキーパーソンとなったのが、キリンホールディングス株式会社飲料未来研究所の森下あい子研究員だ。
育休中のママ友同士のお花見で「ビールは好きだけど体型が気になる」との声を聞き、2015年の復帰後、ビールのおいしさを保ちつつ糖質を限りなくカットする未知の領域にチャレンジした。
ビール試験醸造は通常、数十回で終了する。しかし「一番搾り 糖質ゼロ」はなんと350回以上の試験醸造を実行。5年の歳月をかけて完成させた。
2020年10月に発売された、「キリン一番搾り 糖質ゼロ」は半期目標の約1.3倍となる売り上げを計上する等、好調なスタートダッシュを決めている。
さらなる味の向上を目指し、「一番搾り 糖質ゼロ」は2023年と2024年に大幅リニューアル。