母親から娘へ。受け継がれる振り袖着物の販売やレンタルを手がける株式会社京ろまんによると、今どきの成人式は、母親が着た振り袖「ママ振り」が人気だと言う。
そのまま着るだけではなく、仕立て直したり、染め替えたりしてリメイクを施し、帯や小物は新たに揃えて自分流のコーディネートを楽しむ人が増えているようだ。
「ママ振り」は古典柄を使用していることが多く、若者にも変わらず人気を誇っていると言う。同じ振り袖を母と娘で着ることにより、思い出話に花が咲くのも「ママ振り」ならではだろう。
2015年と比較すると、2017年は「ママ振り」の購入・レンタル割合が2.4倍に伸びており、「ママ振り」人気を象徴している。
大正ロマンやクラシカルなデザインが人気振り袖と言えば悩ましいのは豊富なカラーだが、2017年の新成人に人気が高かったのが赤色で、33.9%となった。続いて白色(17.2%)、緑・青緑(14%)となっている。
赤は個性が強くはっきりした色だが、「今しか着られない」という理由で堂々の1位を獲得。デザインはクラシカルなものやレトロ、大正ロマン風のものが人気となっている。
(画像はプレスリリースより)