爪の健康にも注意して!急速拡大のジェルネイルでトラブルも
それによれば、国民生活センターには、近年ネイルサロンが増え、お洒落利用が普及した分、トラブルの報告も増えているという。2008年10月に、同センターではジェルネイルなどのトラブル事例を公表し、注意喚起しているが、それ以降もトラブル報告は多く、全国の消費生活センターには、健康被害だけで、毎年30~40件の情報・相談が寄せられているそうだ。
(画像はイメージ)ジェルネイルにも注意を爪のお洒落による健康被害は、主に感染症によるもの、爪の根元や周囲の皮膚を傷つけることによるもの、除光液に含まれるアセトンで引き起こされるものなどによる乾燥が原因とされている。
このほか、美しさが長持ちすることで近年人気のジェルネイルは、特殊樹脂を紫外線で固める方法を採用しているが、この紫外線ライトでやけどを負うケースも出てきている。自分でジェルネイルができる安価なキットが登場し、十分な注意や技術が伴わない自己処理が広がっていることも、危険を増加させている要因という。
厚生労働省では、ネイルサロンの衛生管理指針を出し、業界団体も自主基準を作成しているが、いずれも法的拘束力はない。
ときには爪を休ませてあげるなど、素の爪の健康に注意し、十分なケアを行うことも、本当に美しい指先を維持するために大切なことだ。万が一気になる症状があらわれた場合には、皮膚科を受診してほしい。
元の記事を読む