ポーラ、南米樹木成分「パウダルコ」に美髪育毛効果を発見!
美しく、健康的な髪を育て、伸ばしていくためには、毛包のコラーゲンが重要だ。毛包の構造を詳しく見ると、「結合織性毛根鞘」というものが存在しており、そこにはコラーゲンがある。この結合織性毛根鞘は毛髪の健康な伸長をガイドする役目を果たすもので、この構造がしっかりとしていれば、育毛も促進されると考えられている。
一方、毛乳頭細胞ではコラーゲンの産生が行われていることが近年判明し、これらのことから、ポーラ化成工業では、毛乳頭細胞のコラーゲン産生を促進し、結合織性毛根鞘のコラーゲン構造を、理想的な状態へ導くことにより、新しい美髪育毛効果が得られると考えたという。
(プレスリリースより参考資料図)素材探索で南米の樹木に発見!この考え方をもとに、毛乳頭細胞のコラーゲン産生促進を行う素材を探索したところ、南米の樹木「パウダルコ」に行き着いたのだそうだ。そこで、パウダルコ樹皮抽出エキスを作成。その濃度依存的にコラーゲンの合成が増すことを、実験研究により確認している。
パウダルコは、南米ブラジル、アマゾン河流域に自生する大木。高さ20~30m、直径1~1.5mにもなる広葉樹で、その大きさや緑の美しい姿から、現地のシンボル的存在ともなっており、ブラジルの国樹に指定されている。樹皮を煎じたものは、古代インカ帝国の時代から愛飲されていたといい、インカ帝国の歴史上、疫病の流行がなかったことと関係があるのではと見る向きもある。南米原住民も、そうした祖先からの言い伝えで、「神からの恵みの木」と呼び、大切にしているものだそうだ。
新たな美髪育毛成分として期待される「パウダルコ」。こうした分野でも、神秘の力を発揮してくれそうだ。同社では、この研究成果をもとにした、頭皮用薬用化粧品を、グループ会社のポーラから、2013年夏にも発売する計画としている。
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