2013年6月3日 11:00
対策は欠かさないで!美肌の大敵・シミは動脈硬化とも関連
女性はシミが大きいほど動脈硬化も進行美肌を保つため、防ぎたいのはシミの発生。顔にできていると、それだけで見た目年齢も上がってしまいがちだ。紫外線が強いこの季節には、とくに対策が欠かせない。そんな美容の大敵であるシミは、女性にとって外見だけではなく、健康面でも危険なサインなのだという。最新の調査研究で明らかになった。
この報告は、愛媛大学医学部の研究グループが行ったもので、それによると、中高年の女性では顔のシミと動脈硬化に関連がみられたのだそうだ。詳しい研究結果は、4日から大阪市で開催される日本老年医学会で発表される予定となっている。
愛媛大学医学部皮膚科学教室の助教、宮脇さおり氏らは、同大学附属病院抗加齢・予防医療センターで検診をうけた女性169人を対象に、超音波検査で頸動脈の動脈硬化の状態を調べたという。
そして、デジタルカメラで撮影した顔の映像から、シミの総面積やシワの長さ、肌の明るさ、キメの細かさ、毛穴など、あらゆる肌状態を詳しく解析したのだそうだ。
すると、女性では他の肌状態と動脈硬化の関連性は確認されなかったのに対し、シミの総面積の大きさだけは、その進行と関連していることが判明した。