初の小説執筆で注目集まるモデルブームの先駆者的存在であり、現在もなお人気ファッションモデルの1人として、多岐にわたる活動を展開している押切もえ。彼女が、現役のモデルとしては初めてとなる、小説家デビューを果たすことが8日、明らかとなった。
押切は、ヒット作となったエッセイ「モデル失格~幸せになるためのアティチュード~」(小学館)などの著書はすでにあるが、小説を発表するのは初めてだ。タイトルは「浅き夢見し」で、小学館より、8月7日に発売されるという。
苦悩するモデルの姿には、美しさへの問いも小説は、25歳の売れないモデルを主人公とし、苦悩しながらも有名モデルへの道を目指して、夢を追い求めていく、前向きに一歩を踏み出していこうとする姿が描かれたもの。
モデルとして第一線を走ってきた彼女ならではの視点から、その世界の裏側も含め、自分なりの美しさへの問い、輝き続けるとはどういうことかという生き方に関わる普遍的な問いが、小説というかたちを通して、語られるものとなるとみられる。
モデル世界の小説ではあるけれど、そこから発せられるメッセージは、すべての人に向けられているものといえるだろう。押切が構想3年という年月をかけ、新たなチャレンジをみせた作品だ。