※画像は、富士フイルム株式会社ニュースリリースより
ニキビは皮脂が原因ではなかった大人ニキビの発生要因のひとつが、肌水分量の部分的な減少であることが新たに解明した。これは、富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)が、成人以降に突発的に発生する「大人ニキビ」の発生メカニズムを解明するため、独自の画像解析技術を用いた肌の解析調査を実施した結果で判明した。
これまで、ニキビは「皮脂が過剰に分泌され、毛穴付近に皮脂が詰まって炎症を引き起こす」ことが大きな発生要因とされてきた。皮脂分泌量が減少する成人後において発生する「大人ニキビ」は、生理周期やストレスなどでホルモンバランスが乱れることによる皮脂分泌量の変化や、肌の乾燥を補うために皮脂分泌が盛んになることで発生すると思われてきた。
生理前ニキビも乾燥肌が原因だった富士フイルム株式会社は、独自の画像解析技術を用いて、ニキビの発生しやすい箇所の可視化を実現した。ニキビのできやすい場所を特定し、顔の水分量と油分量を多点測定して、ニキビ発生との関係を解析したのだ。
ニキビ発生が多い人、ニキビ発生が少ない人、ニキビ発生がない人、を比較したところ、油分量の差はなく、ニキビができやすい箇所での水分量が少ないことが判明した。