治療にも使われたチョコレート現代では人を太らせるだけ?
トロントのニュースサイト thestar.com には、チョコレートの効能についての記事が掲載された。
街では早くもバレンタインデーの広告を見かける。誰に渡すこともなく、自分のためについ買ってみたくなるおいしそうなチョコレートが並ぶのが待ち通しい。
数百年前のヨーロッパ貴族の間では、「神の食べ物」としてチョコレートを心臓病などの治療に使っていた。さまざまな味覚を楽しむことができる現代でも、その満足感は何にも代え難い。
一方で「人を太らせる以外に役目は無い」などという悪意ある言葉もあり、チョコレートを健康食品と決定づけるにはまだ証拠不十分かもしれない。しかし、その真実は?
効能は原料のカカオに製品化によって消える栄養価
チョコレートの原料であるカカオの特性は主に2つある。
・エネルギーの源となる:カカオには突発的なエネルギーを与える力がある。
脳内麻薬とも呼ばれるエンドルフィンの分泌を促し、快の感情を引き起こすドーパミンや体内機能をコントロールするセロトニンを増やす。
・血液の流れを整える:カカオに含まれる2種類のフラボノイド(エピカテキンとカテキン)