ビューティ情報『日焼け止め 1年半連用で 日光角化症に効果』

2014年6月1日 08:00

日焼け止め 1年半連用で 日光角化症に効果

日焼け止め 1年半連用で 日光角化症に効果
(画像はプレスリリースより)

日光角化症日光角化症は、紫外線を長年浴びつつけたことが原因で発症する皮膚の疾患です。顔や頭部に現れることが多く、皮膚表面がカサカサしたり、かさぶた状になったりします。通常、痛みなどの自覚症状はありません。

日光角化症は皮膚癌の前段階あるいは初期症状とされており放置すると悪性の皮膚癌に進行する可能性があります。治療薬としては抗悪性腫瘍剤の5-フルオロウラシルの外用が使われます。

試験の概要コーセーと和歌山県立医科大学皮膚科との共同で試験は行われました。

皮膚科医による管理指導の下、日光角化症患者 13 名(開始時の平均年齢 79.4 歳)に日やけ止め(SPF30、PA+++)の 18か月間の連用試験を実施しました。

18か月経過時の診察では病変が軽快する傾向にあり、新しい病変もありませんでした。


日やけ止めの継続使用が露光部の日光角化症の増加や有棘細胞癌への進展を予防する効果がある可能性が示されました。この試験は使用期間3年となるまで継続実施する予定です。

本研究は、第113回 日本皮膚科学会総会、および 第39回 日本香粧品学会にて発表の予定です。

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