(画像はイメージですkris kurg)
欧州糖尿病学会でセサミンの効果を発表2014年10月10日、サントリー健康科学研究所は、北海道大学と共同研究でセサミンの運動能力低下およびミトコンドリア機能不全に対する効果を確認したことを明らかにしました。
この研究成果は、第50回欧州糖尿病学会(オーストリア:9月15日~19日)にて発表済です。
背景脂肪の摂りすぎや糖尿病では運動能力が低下します。この原因は高脂肪食負荷動物の実験から、骨格筋において活性酸素によるミトコンドリア(細胞のなかでエネルギーを産生する部位)機能不全でエネルギー産生能力が低下との報告があります。
研究内容マウスに正常食を与えた群、高脂肪食を与えた群、正常食にセサミンを加えた群、高脂肪食にセサミンを加えた群で8週間の投与前後の運動能力とミトコンドリアの機能を測定しました。
セサミンは食事全体の0.2%に当たる量を与えました。
運動能力はトレッドミル運動時(動くベルトの上で強制的に運動を行わせます)の走行距離と時間を比較したところ、セサミン投与により、高脂肪食による走行距離、時間の低下をセサミンは抑えることが分かりました。