2014年11月26日 08:00
ブロッコリーの機能性成分ヒトで肝機能改善効果を示す!
スルフォラファンの効果をヒトで実証2014年11月19日、東海大学の研究グループは、カゴメと共同で「スルフォラファン」を継続的に摂取するとγ-GTPとALTが改善したと発表した。
研究成果は第40回日本肝臓学会東部会(東京:2014年11月27~28日)で発表。
スルフォラファンスルフォラファンはジョンズ・ホプキンス医科大学(米)で発見されたブロッコリーの新芽に由来する機能性成分。
解毒作用や抗酸化作用、抗炎症作用を示す。その作用機作は解毒酵素や抗酸化酵素の誘導とされている。
食品中ではスルフォラファングルコシノレートとして存在し、体内で分解することでスルフォラファンに誘導される。
研究成果肝臓の機能を示す3つの検査値AST、ALTとγ-GTPのいずれかの値が高い(AST 35IU/L以上、ALT40U/L以上γ-GTP80IU/L以上)男性52名を対象に試験を行った。
対象をスルフォラファンサプリメント(スルフォラファングルコシノレート 10mg含有)投与群とプラセボ投与群に分け、1日3粒ずつ2か月投与。
投与前後の肝臓の検査値を比較した結果、ALTとγ-GTPではスルフォラファンサプリメント投与群では有意に低下したが、プラセボ群では低下は見られなかった。